おりもののから妊娠しやすい時期を測定するフェムテック「Kegg」、東大と臨床研究開始

fermataは、東京大学医学部付属病院と研究協力中の医療法人財団小畑会 浜田病院と共同で、おりものの状態から妊娠しやすい時期を測定するデバイス「Kegg(ケグ)」の臨床試研究を開始しました。

この研究はデータを収集し効果を計測することで医療機器としての有効性を実証するためのもので、国内での医療機器認定に向けた第一歩となります。

「Kegg」は、女性のおりもの(子宮頚管粘液)の状態を測定し、妊娠しやすい時期を把握するためのデバイスです。
女性の体内では、排卵日が近づくと精子が子宮にたどり着きやすくするためにおりものが多く分泌されますが、この時期は粘り気があるのが特徴です。現在は妊娠しやすい時期を判別するために、おりものを指に取り粘り気やのびを見ていますが、この作業をテクノロジーを用いてデータを取りながら確認できるのが「Kegg」です。

膣内に挿入して使用する「Kegg」を安心・安全に消費者に届けるためには医療機器としての申請が必要となります。そのための第一歩として、「Kegg」で計測したデータの有効性を示すことを目的として、浜田病院と共同で臨床研究を開始しました。fermataはデバイスの手配を、浜田病院はデータの収集を行い、浜田病院に通院中の方に継続使用してもらいデータの有効性を研究します。

今回の臨床研究にて、デバイスで測定した状態と被験者の主観的な状態のマッチ度、臭いや乳房の張りなど体の状態との関連性、診療データから予測される排卵日との合致率や妊娠確率など様々なデータを取得していきます。

■医療法人財団小畑会 浜田病院について
明示27年の開設以来、産科・婦人科を中心に診療を行っている病院です。女性の健康に寄り添い明日の医療の発展を目指すために、東大チームとの共同研究を積極的に行っています。
ホームページ:https://obatakai.or.jp/