Vol.6|夏の不快感を減らすセルフケア習慣|デリケートゾーンケアの選び方【Amina's Guide】

Jul 8, 2026
Amina’s Guide

夏の不快感を減らす
セルフケア習慣

夏になると、汗、ムレ、におい、冷え、生理中の不快感などが重なって、 なんとなく自分の体が扱いづらく感じることはありませんか。

それは気のせいでも、わがままでもありません。夏は、体にとって環境の負荷が増える季節。 だからこそ、我慢するのではなく、少しの準備と選択肢を知ることで、不快感は減らせるのだと思います。

今日は、私が「デリケートゾーンケア」というものに初めて出会った日の話から、 夏のセルフケアについてお話ししたいと思います。

1 夏の不快感は、体の弱さではなく環境の負荷

夏は汗をかきます。湿度も高い。下着やナプキン、吸水ショーツ、タイトな服は蒸れやすくなります。 長時間座ったり、移動したり、旅行したりすることも増えます。

冷房で体は冷える一方、外に出れば汗をかく。汗、皮脂、経血、おりもの、尿、摩擦。 いろいろなものが重なりやすいのが、夏という季節です。

だから、私は、夏の不快感は「自分の体が弱いから」ではなく、 「環境からの負荷が単純に増えている状態」 として捉えています。

2 私が初めて「デリケートゾーンソープ」を知った日

昔、ヨーロッパに住んでいた頃。大学生だった私は、ある夏の暑い日、 同級生のフランス人の男の子と一緒にドラッグストアにいました。

彼が迷いなく手に取ったのは、デリケートゾーン用のソープでした。

「それ何?」

と聞いた私に、彼は「母親から連絡が来て、ストックがなくなったから 買ってきてって言われた」と、ごく普通のことのように答えました。

私はその時初めて、そういうソープの存在を知りました。 毎日のように薬局やスーパーの棚を通り過ぎていたはずなのに、 私にはそれが見えていなかったのです。

存在も、使い方も、それが誰かの生活の中にあるということも、知りませんでした。

でも彼の家庭では、息子に買い物を頼めるくらい、 デリケートゾーンをケアすることが日常に溶け込んでいました。 それがロンドンの文化だったのか、フランスの家庭の文化だったのかはわかりません。 ただ、私はとても驚きました。

3 見えていなかったものが、見えるようになるということ

あの経験から、私はひとつのことを感じるようになりました。

人は、認識していないものは、目の前にあっても見えていないのだ、ということです。

日本でも、少しずつデリケートゾーンケアの商品が増えてきています。 それは、私たち一人ひとりが抱えていた「なんとなく不快」「でも言いにくい」というモヤモヤが、 少しずつ言葉になり、見える形になってきているからではないかと思っています。

商品が増えるということは、誰かの中にあった小さな違和感が、 ようやく言語化されてきたということなのかもしれません。

4 デリケートゾーンとはどこのこと?

「デリケートゾーン」という言葉は、実はけっこう曖昧に使われています。 ここでは、外陰部や股まわりなど、下着で覆われていて蒸れやすいエリア全体を指すこととして話を進めます。

大切なポイント

女性の場合、日々のケアで洗う対象は、膣の中ではなく、外側の外陰部です。 膣内には自浄作用があるため、内部を洗浄する必要はありません。 この違いは、案外知られていないように感じます。

5 洗いすぎず、でも放っておかない。夏の洗い方

ケアといっても、特別なことをするわけではありません。

  • 洗うのは、外側の外陰部、股まわり
  • 膣内は洗わない
  • ぬるま湯で、やさしく洗う
  • 使う場合は、低刺激・無香料・弱酸性など、デリケートゾーン向けに設計されたものを選ぶ
  • ゴシゴシこすらない
  • 洗いすぎない
  • 洗った後は、こすらずに、やさしく水分をおさえる

このケアは、においを消すためのものではなく、汗やムレ、摩擦、刺激による不快感を減らすためのものだと、 私は捉えています。

「きれいにしなければいけない」と自分を追い立てるものではなく、 日々の心地よさを支えるものです。

気になる症状がある場合は
かゆみ、痛み、強いにおい、おりものの変化、ただれ、出血などが気になる場合は、 自己判断せずに、医療機関に相談してくださいね。

6 何を選べばいい?デリケートゾーンケアアイテムの選び方

選ぶときの目安として、私が大事にしているのはこんな点です。

  • 香りが強すぎないもの
  • 刺激が少ないもの
  • 毎日続けやすいもの
  • 自分の肌に合うもの
  • 「女性らしい香り」といった言葉で不安を煽りすぎないもの
  • 清潔感や心地よさをそっと支えてくれるもの
  • 夏は、持ち歩きやすさや旅行先での使いやすさも大切

そして、もし肌に合わないと感じたら、無理せず使用を中止してください。 正解はひとつではなく、選択肢を知ることから始めていいのだと思います。

7 女性だけの話ではなかった、という気づき

fermataを始めて数年経った頃、お世話になっている投資家さんに、 「ぜひ奥様に」とデリケートゾーン用のソープをお渡ししたことがありました。

その方はシンガポールに住んでいて、数ヶ月後に日本にいらした際、 そのソープを5本ほどまとめ買いしてくださいました。

「奥様、気に入ってくださいましたか?」

と聞いた私に、その方は「僕がね」と答えました。

暑い日が続くと、男性のデリケートゾーンまわりにもぶつぶつやできもののようなものができたり、 かゆくなったりすることがあるそうです。 その方は、使い始めてから不快感が楽になったと感じた、と話してくださいました。 あくまで、その方個人が感じた実感としての話です。

私はその時、男性にもそういうニーズがあることを、十分には知りませんでした。 同時に、女性用・男性用と分けすぎず、性別を超えて使えるケアアイテムがあることで、 それぞれが抱えていた体のモヤモヤを共有し、共感しあえることがあるのだと気づかされました。

汗、ムレ、摩擦、不快感は、誰にでも起こりうるものです。 体の悩みは、性別で完全に分けられるものではありません。

だからこそ、ケアの選択肢があることは、家族やパートナーとの、ちょっとした会話のきっかけにもなる。 性別を超えて、自分の体の不快感を言葉にできること自体に、価値があるのだと思っています。

8 夏のポーチに入れておきたいセルフケア

完璧なルーティンを目指す必要はありません。 「困る前に、少しだけ準備しておく」くらいの気持ちで十分だと思います。

  • 替えの下着やライナーを持っておく
  • 汗をかいたら、できるタイミングで早めに着替える
  • 締めつけの強い服を避ける日をつくる
  • 生理中は、その日の予定に合わせて、ナプキン、タンポン、月経カップ、月経ディスク、吸水ショーツなどを選ぶ
  • 旅行や外出用に、小さなケアポーチを作っておく
  • 水分補給、冷房対策、少し休める場所の確保も忘れない

水分補給や冷房対策、少し休める場所を確保しておくことも、立派なセルフケアです。

9 fermataで選ぶ、夏のセルフケアセット

「結局、何から揃えればいいのかわからない」という声を、よく耳にします。

fermata storeでは、夏の外出や旅行、生理中のケア、デリケートゾーンケア、骨盤底筋ケアなど、 目的別に選べるバンドルセットを用意しています。

ひとつずつ選ぶのが難しいときは、こうしたセットを、 自分に合う選択肢を探すための入り口として使っていただけたら嬉しいです。

夏のセルフケアを、
自分に合うセットから。

汗・ムレ・生理中の外出・旅行・骨盤底筋ケアまで。 fermataが目的別に選んだバンドルセットをご用意しています。

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10 まとめ:セルフケアは、自分の体を後回しにしないための準備

夏の不快感は、我慢するものでも、恥ずかしいものでもありません。 ただ、環境の負荷が増えている季節に、自分の体と少し向き合う時間を持つ、というだけのことだと思います。

洗いすぎない。こすらない。膣内は洗わない。 そして、香りや強さでごまかすのではなく、自分に合う心地よさを選ぶ。

そんな小さな選択の積み重ねが、夏を少しだけ楽に過ごすための準備になるはずです。 困る前の、ほんの少しの準備から、始めてみませんか。


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