Dr. Amina’s Guide|わたしの身体を知るための実践ガイド
身体の仕組みや制度、そしてさまざまな選択肢。
ウィメンズヘルスを、日々の暮らしの中で無理なく理解していくためのガイドです。
なぜこの連載をしているのか?
私たちは長い間、女性の身体の変化を、
どこか「なんとなくの不調」として受け止め、
はっきり言葉にしないまま過ごしてきたのかもしれません。
生理のゆらぎも、更年期の変化も、
尿もれやデリケートゾーンの違和感も。
それは、日本が「遅れている」からではありません。
日本は妊娠・出産やがん検診において世界でも高い水準を保ち、
母子死亡率は極めて低く、産婦人科にも比較的アクセスしやすい体制があります。子宮頸がんや乳がん検診も、行政の助成を受けながら受けられます。
守られている部分は、たしかに多い。
それでも、日常の小さな身体の変化は、
自分の中にとどめてしまいがちです。
私は公衆衛生の視点から、「何がトレンドか」ではなく、「何が安心につながるのか」を考えたいと思っています。
選択肢が増えることそのものよりも大切なのは、
身体の仕組みを知り、制度や安全性を理解し、
自分に合う方法を落ち着いて選べること。
そのための整理と、わかりやすい翻訳をすること。
それが、Dr. Amina’s Guideの役割です。
fermata株式会社 CEO / 公衆衛生博士
Dr. Amina SUGIMOTO
東京大学にて修士課程を修了後、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院にて公衆衛生学博士号を取得。医療制度や女性の健康政策を専門とする。
2019年にfermataを創業し、日本におけるフェムテック/ウーマンズヘルステックの社会実装を牽引。
「Femtech Fes!」の創設や行政との連携を通じ、ウィメンズヘルスを“当たり前の選択肢”として広げている。
その取り組みが評価され、アメリカ政府より「Woman of Courage」を受賞、「Nikkei Women of the Year 2024」に選出されるなど、国内外から高い評価を受けている。