Vol.1 Lioness|感覚を、理解に。自分のからだを知るためのセクシャルウェルネス。
本日ご紹介するLIONESS公式サイトはこちらからご覧いただけます。
「セクシャルウェルネス」と聞いて、
少し構えてしまう人も、まだ多いかもしれません。
でもグローバルでは今、
性は“刺激”や“タブー”ではなく、
自分のからだを理解し、整えていくためのヘルスリテラシー
として捉え直されはじめています。
今週紹介したいのは、
米国のフェムテック企業 Lioness が開発した
Lioness Smart Vibrator。
これは、「感じるため」のデバイスではありません。
「自分を知るため」のツールです。

オーガズムを、はじめて“データ”にしたプロダクト
Lionessの一番の特徴は、
バイオフィードバック技術を使って、体の反応を可視化すること。
アプリと連携し、
「どう感じたか」ではなく
「からだがどう反応していたか」を、あとから静かに振り返ることができます。
実は、Lionessが登場するまで、
オーガズムのデータを持っている組織は
世界中を探しても、大学や研究機関を含めて存在しなかったそうです。
「誰も測ろうとしなかったこと」を、
技術の力で、ただ“事実”として見えるようにした。
それは、とても静かで、本質的なイノベーションだと感じています。
「治す」でも「正解を決める」でもない
Lionessがいいな、と思う理由は、
このプロダクトが何かを断定しないところにあります。
これが正しい、とは言わない
こうあるべき、も押しつけない
改善・治療をうたわない
あるのは、「気づくための材料」だけ。
データは、評価のためではなく、
自分のコンディションに目を向けるきっかけになります。
ストレスや睡眠との関係に気づく人もいれば、
「最近の自分、ちょっと無理してたかも」と思う人もいる。
それでいい。
答えを出さなくていいのが、セルフケアだと思っています。
なぜ、fermataで紹介したいのか
私は2019年頃から、Lionessの創業チームと知り合いで、
fermataが最初に Femtech Fes! を開催した頃から、
ずっと応援し、支えてくれている仲間でもあります。
彼らのプロダクトも、チームの雰囲気も、
不思議と「いやらしさ」がない。
エンジニアとして、
目の前の課題に、誠実に向き合い続けている
その姿勢が、また次の仲間や研究者を呼んでいるのだと思います。
日本では、
表現規制や文化的なハードル、
薬機・広告・プラットフォームのルールなど、
整理しなければいけないことがたくさんあります。
だからこそfermataでは、
「どう売るか」よりも先に、
どういう文脈で、どう伝えるかを大切にしたい。
Lionessは、
教育・自己理解・セルフケアの入口として、
とても丁寧に届けられる可能性がある
そう感じたプロダクトです。

こんなときの“入口”として
- 一人で自分を整える、静かなセルフケアの時間に
- パートナーと話す、その一歩手前に
- 「最近の自分、どうかな?」と立ち止まるきっかけとして
セクシャルウェルネスは、
特別な誰かのためのものではありません。
すべての人の健康の延長線にあるものだと、私は思っています。
世界には、
まだ日本に届いていない選択肢が、たくさんあります。
fermataはこれからも、
「知ることで、少し楽になる」
そんなプロダクトを、編集して届けていきます。
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